基礎工事から少しストップしていましたが建方に向けて工事が再開しました。
今回新たな試みとして基礎断熱にチャレンジしています。
もともと弊社は床合板の下で断熱をとる床断熱を標準とし、土台の間に隙間なく断熱入れ、床下は基礎パッキンで通気をとることで床下の換気をとり白蟻対策、大工さんの施工が容易であることが理由です。
今回も通常の床断熱で進めていましたが、途中でキムラのエアボレーを採用することにしたのですがエアボレーでは基礎断熱が必須な為、急遽基礎断熱に変更したのです。エアボレーってなに?となりますがこちらは床下をエアコンで暖めるものですが詳しい内容は次回紹介します。
とにかく基礎断熱に変更したのですが、基礎断熱は文字通り基礎で断熱をとります。基礎の立上がりに100㎜定番部に50㎜以上の断熱を敷いていきます。立上がり部の断熱材は本来基礎の基礎コンクリート立上がり打設の時に一緒に打ち込みすると手間はまだ減りますが、今回は途中からの変更の為基礎完成後に施工です。
気密処理が大切な為、断熱接合部はコーキングと発泡処理でとにかく隙間を埋める 配管部材の書込等、通常の床断熱より2人工位手間が増える感じです。ただ端材も上手く使えるので出るゴミは少ないので現場的には綺麗で良かったです。
ただ基礎断熱には大きな弱点があります。それが原因で通常採用には至らないのですが、基礎断熱にすると基礎の穴が全て埋まってしまうので水が抜けない。施工中にゲリラ豪雨等がきたら水が抜けず排水処理が大変な上、濡れた場合、床断熱のように通気が取れないのでしっかり湿気を抜かないと床下でのカビの原因になってしまいます。
床から組み立てる2×4工法との相性はすこぶる悪いので今後の採用には慎重になりますが、とにかく性能もわからないので完成後どのように断熱が取れているのか楽しみです。
今回天気が悪かったのですがなんとか濡らさずに基礎断熱を終え、合板で塞ぎいよいよ建方と進んでいきます。
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